ナージェ’s blog

ありきたりなこと

欅坂46が求める『らしさ』とは何か『不協和音』編

今回は

 

『不協和音』

 

から、

『らしさ』とは何か考察していきたいと思います。

 

前シングルまでの考察もありますのでよろしければご覧ください。

 

https://naje58.hatenablog.com/entry/2020/02/19/072117

 

ep.4『不協和音』

 

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欅坂46の中で一番と言っていいほどの攻撃的かつ好戦的な楽曲。

この曲も欅坂46を代表するキラーチューン。

一度ライブで披露すればそのライブは当たりと言えます。

個人的には曲が神格化されていくのが好きじゃなくて、どの曲も同じ頻度で聞けたらいいのになと思います。

ただ、ライブでのパフォーマンスが凄い。

原子力発電ぐらいの莫大なエネルギー量でファンを圧倒してくる。

メンバー全員が闘争本能剥き出しで曲を体現するところに魅力を感じます。

 

では、ここでいう『らしさ』とは何か歌詞から考察していきましょう。

 

僕はYesと言わない
首を縦に振らない
まわりの誰もが頷いたとしても
僕はYesと言わない
絶対 沈黙しない
最後の最後まで抵抗し続ける

叫びを押し殺す (Oh!Oh!Oh!)
見えない壁ができてた (Oh!Oh!)
ここで同調しなきゃ裏切り者か
仲間からも撃たれると思わなかった
Oh!Oh!

僕は嫌だ

不協和音を
僕は恐れたりしない
嫌われたって
僕には僕の正義があるんだ
殴ればいいさ
一度妥協したら死んだも同然
支配したいなら
僕を倒してから行けよ!

君はYesと言うのか
軍門に下るのか
理不尽なこととわかっているだろう
君はYesと言うのか
プライドさえも捨てるか
反論することに何を怯えるんだ?

大きなその力で (Oh!Oh!Oh!)
ねじ伏せられた怒りよ (Oh!Oh!)
見て見ぬ振りしなきゃ仲間外れか
真実の声も届くって信じていたよ
Oh!Oh!

僕は嫌だ

不協和音で
既成概念を壊せ!
みんな揃って
同じ意見だけではおかしいだろう
意思を貫け!
ここで主張を曲げたら生きてる価値ない
欺(あざむ)きたいなら
僕を抹殺してから行け!

ああ 調和だけじゃ危険だ
ああ まさか 自由はいけないことか
人はそれぞれバラバラだ
何か乱すことで気づく
もっと新しい世界

僕は嫌だ
不協和音で
既成概念を壊せ
みんな揃って
同じ意見だけではおかしいだろう
意思を貫け!
ここで主張を曲げたら生きてる価値ない
欺(あざむ)きたいなら
僕を抹殺してから行け!

不協和音を
僕は恐れたりしない
嫌われたって
僕には僕の正義があるんだ
殴ればいいさ
一度妥協したら死んだも同然
支配したいなら
僕を倒してから行けよ!

Discord Discord
Yeah! Discord

 

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歌詞からもその攻撃性が窺えますね。

アイドルの曲で抹殺とか妥協したら死んだも同然とかポップとは程遠い単語が用いられていますからね。

それほど主人公である「僕」は譲れない『らしさ』

があるのでしょう。

 

残念なことに、

いやむしろ、薄々感づいてはいたことだが、

世界には愛しかない、

という訳ではないようです。

人それぞれの『らしさ』が何かということは置いておくにしても、

ここにいる人の数だけ道(夢や信念)があるのだから、時には衝突してしまうのでしょう。

例えば、野球をやっていて甲子園に行きたいという夢があったとします。もちろん甲子園に行くためには相手チームを倒して勝ち進んでいくことが条件になります。

ここで自分のチーム以外の甲子園を目指すチームと衝突すると、互いに譲れないでしょうから必ず相手を淘汰しなければ先へ進むことはできません。

ただ、現実にはこのような明暗がはっきり分かれるようなものばかりじゃなく、

実際には目で見ることができないような何かだったりする。

勝ち負けのように結果が明確であれば自分の選択は容易に決定できそうですが、

例えば、「空気を読む」ことなんかはどちらの選択をしようが自分にとって正解なのか一見してわからなかったりするものです。

『二人セゾン』では、芯を持ちつつも変化によって選択も変わることがあることを歌っていましたが、

今回の場合、自分の生殺与奪の権利を干渉してくるものに対して

 

「僕は嫌だ」

 

と真っ向から否定をする力強さを歌った曲だと考えます。

どうでもいいことならまだしも、

自分が絶対に譲れない何か。

自分が自分でいるためのアイデンティティ(らしさ)を護るためにはたとえ他人に嫌われようが構わないというのが今回の『らしさ』の根幹だと思います。

つまり、せめて絶対に譲れないそれだけは護らないと

死んだも同然

 

生きてる価値ない

 

と、僕らはなんのために生まれてきたのか状態になってしまうから、そこだけは調和をするなと強調しています。

 

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「僕は嫌だ」

 

とは理不尽な同調を一蹴するポピュラーかつストレートな表現だと思っているのですが(間違ってはいないと思う)

紅白の「僕は嫌だ」をご覧になったでしょうか。

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何故だか「苦悩」や「悲しみ」を含んでいるように見えました。

ただ不思議と腑に落ちている自分もいました。

この時の平手さんが何を考え何を思って、あるいは直感的に表現したかはわかりかねますが、

二人セゾンの

 

「生きることは変わること」

 

に全ては凝縮されているのでないかと感じました。

だからこそ欅坂46は魅力的であるのだと直感します。

 

少し話が逸れてしまいましたが、

まとめると

『不協和音』でいうところの『らしさ』とは

『二人セゾン』のような柔軟で選択できるようになりつつも、

『世界には愛しかない』で信じる、確固たるアイデンティティを決定できる権利を絶対に譲らず、

サイレントマジョリティー』での君は君らしく生きていく自由があるということの強調であると言えます。

やはり、根幹である『らしさ』を選択できる重要性を説いているのであり、

『不協和音』も例外ではないと言えます。

 

きっとこんな強い意志を持った人が味方ならとっても心強いし背中を押されます。

欅坂46の魅力とはそういう一緒に闘ってくれるところや転んだらしゃがみ込んで手を差し伸べてくれる指針のようなところ。

ただ、そんな手を差し伸べる人をも支える

『避雷針』や『黒い羊』のような曲も歌っているのが欅坂46だということを声を大にして伝えたい。

まあ、その話はまた今度にでも。

 

あと先程

生きるとは変わること

の話をしましたが、

私、この歌詞が非常に好きでこの一言のための曲なんじゃないかと思うぐらい『二人セゾン』という曲の全てが詰め込まれていると思うんです。

ほぼ全ての曲に個人的なベスト歌詞があるのですが、

例えば、

『世界には愛しかない』の

涙に色があったら人は優しくなる

『エキセントリック』の

僕は普通だと思ってる

なんかは抜群に好きです。

その他に違う曲に視点を向けた

『もう森は帰ろうか』の

僕たちのユートピアは現実逃避だった

僕たちの信じてた世界はフェイクだった

なんかは完全にセカアイへのアンサーソングですし、

『避雷針』の

僕はどっち側にいるの?

は、エキセンのアンサーソングだと解釈しているのですが、

例えば『らしさ』についての共通点で繋がっている表題曲なんかは物語のようになっていたり、

カップリングが表題曲に物申してたり、強調していたりするのでそういった観点で見るのも非常に面白いので、ぜひ欅に限らず好きな曲の歌詞を熟考してみてはいかがでしょうか。

 

以上で考察を終えたいと思います。

次は『風に吹かれても』ですね。

正直こじつけのようになってしまうことも予想されますのでご了承ください。

わざわざご愛読ありがとうございました。

 

https://youtu.be/gfzuzDrVRVM

 

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